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【日常】昔の人の暮らしの品々

こんにちは☆
ママのためのごほうびマッサージhanamiの遠藤です。

今回はがっつり趣味の話です。

東京で見てきた企画展がよかったので、マニアックながら紹介です(笑)

「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」

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明治の始め頃に日本人が使っていた生活雑貨を集めたものです。

130年くらい前なので、私たちのおじいさんのそのまたおじいさんが赤ちゃんくらいの頃でしょうか。
その頃、まだ地方では江戸時代と変わらない暮らしだったそうで、展示の品々から昔の庶民の暮らしが目の当たりにできます。

並べられていたのは、普通の人が使っていた、下駄や手ぬぐい、食器類、果てはお菓子や海苔の入ったままの箱などなど。
えっ!こんなもん取っておけるんだってものばかりです。
刺し子の雑巾なんかもあって、度肝を抜かれました。

これは左から、手ぬぐい、お菓子の入った瓶、おろし金。
(ポストカードです)

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展示されている品々は電動式の機械が普及していない時代のものなので、すべてが手作りのもの。
手仕事のあとや、使っていた人の雰囲気なんかも物からあふれてきて、見ていると、その人たちと会話してるような気持ちになります。

私が一番気に入ったのは、かわいいタヌキの形をした手あぶり。
手あぶりとは容器に灰と炭を入れて、手を温めるための道具でストーブのようなもの。

このタヌキ手あぶりのいいところは、使う人がタヌキのおなかに手を当てて、温めさせてもらうデザインになってるところ。
炭は後ろに空いている穴から入れます。
絵で描くとこんな感じ(笑)

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これは使う度に絶対楽しい気持ちになるよな~、こりゃ一本取られたわーって思いました。

全体を通してわかったのは、昔の人たちが少ないものの中で、楽しく暮らす工夫をしていたということ。
同じものでも、どうやったら使う人がよろこぶかな?ってことを考えて作られたものばかりでした。
それって、今の時代の私たちにもヒントになるよなぁと思いました。

なんでもないものにも、楽しむ工夫はできるんです。

***

展示を見終わると、展示品にまつわる生活雑貨を販売してました。
お土産に鍋敷きを購入。
なんと、佐渡産でした。

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安定感があって、熱がこもらないので使いやすいです。

ちょっと昔にタイムスリップしたような気持ちになる展示でした。

「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」
江戸東京博物館にて
2013年12月8日まで

ママのためのごほうびマッサージ hanami 遠藤
by hanami_in | 2013-12-07 00:26 | 日々のこと