2013年 09月 08日
【日常】伊藤若沖展に行ってきました
ママのためのごほうびマッサージhanami の遠藤です。
今回は完全に私の趣味の話です。
先日、福島に小旅行に行ってきました。
目的は、お目当ての美術展
「若沖が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」に行くこと。
数年前に東京の美術展で観た伊藤若沖の絵のインパクトがすごくて、いつかまた観たいと思っていました。
場所は福島県立美術館。
平日の開館前なのに、この行列。
若沖さんの人気にびっくりです。
観ての感想は、とにかくわくわくしてにっこり笑顔になるような楽しい美術展で、観てる人達がみんな作品に引き込まれて、目をキラキラさせていたのが印象的でした。
普通の美術展みたいにこむずかしい顔して、作品とにらめっこしてる人はあんまりいなくて、一緒に行った人と「これすごいよね~!」なんて、ついつい盛り上がってる人が多くて、会場の雰囲気もほんわかいい感じでした。
なんでそうなのかと、思い当たる理由は3点。
一つめは、展示がものすごくわかりやすいこと。
絵の横に付いてる作品解説には、その絵の楽しみ方だけがシンプルに書いてあって、余計なウンチクがないのです。
子どもにもわかる言葉で感動ポイントがぽんと書いてあったり、クイズみたいなお楽しみがあったり。
それだけで、作品のおもしろさが純粋に楽しめて本当に心地よかったです。
また、作品を保護してるアクリル板は最新式の物だそうで、そこに展示ケースがないと錯覚させるくらいの観やすさでした。
二つめは、作品を収集したプライスさんのセンスの良さです。
今回の美術展はプライスさんという海外の美術コレクターさんが、震災に遭った方を元気にしたいという思いから、ご自身のコレクションを公開して行われたものです。
プライスさんは作品を集めるときには、作品の市場価値よりもご自身の感動を大切にされるそうです。
だから、それらの作品にはハッとするような美しさだったり、思わず顔のほころぶユーモラスな雰囲気なんかがどれにもあって、とにかく心が動きました。
三つめは作品のすばらしさです。
若沖さんの絵のリアルさやユーモラスなところはもとより、同時に展示されていた他の画家の絵にも、これを描いた人ってどんな人だったのかなー?って、思わず想像せずにはいられない魅力がありました。
新しい画法に挑戦したり、絵にストーリーがあったりなど、描いている本人の人となりが感じられるようでした。
わりとさっさと観たと思っていたのですが、観終わったら二時間以上経ってました。
日本画が好きな方はもちろんですが、絵に詳しくない方でも思いっきり楽しめる美術展です。
今回の展示は福島がラストチャンスなので、興味のある方はぜひ行ってみてください!
オススメです~☆
東日本大震災復興支援 特別展
若沖が来てくれました
プライスコレクション 江戸絵画の美と生命
2013 7/27-9/23
福島県立美術館
※混みすぎて駐車場が基本満車なので、開館前に行くことをオススメします。
hanami 遠藤
by hanami_in
| 2013-09-08 00:11
| 日々のこと